Autoclear社 CEO トッド・コンウェイ
スタジアムやアリーナの警備担当者は、イベントのたびに共通の課題に直面します。それは、入場ゲートで不要な混雑を生じさせることなく、数千人に及ぶ来場者の保安検査を効果的に実施することです。
この課題への対策として、手荷物の持ち込みルールの厳格化が重要な役割を果たしています。持ち込めるバッグの大きさや種類を制限することで、詳細な検査が必要な手荷物を減らし、多くの来場者が集中する入場口でもスムーズな流れを維持しやすくなります。
ただし、持ち込まれるバッグが減っても、手荷物検査が不要になるわけではありません。
医療用品や育児用品を入れたバッグ、スタッフの所持品、報道関係者の機材など、持ち込みが認められている物品は引き続き施設内に入ります。その中には、目視だけでは十分に確認できず、より詳しい検査が必要なものもあります。
スタジアムの持ち込み制限とX線検査を組み合わせた多層的な対策
主要なスポーツ施設では、すでに手荷物の持ち込み制限とX線検査を組み合わせた運用が行われています。
FedExForumでは、持ち込みが認められている透明バッグや財布をX線検査装置で検査しています。Bridgestone Arenaでは、バッグの大きさに応じて検査方法を分けており、持ち込み可能な大型バッグ、医療用品用バッグ、おむつなどの育児用品を入れたバッグをX線検査の対象としています。
Lenovo Centerでは、Carolina Hurricanesのアイスホッケーの試合およびNC Stateの男子バスケットボールの試合において、育児用品や医療用品を入れたバッグは、入場前にX線検査を受けることが義務付けられています。また、Tech CU Arenaでも、持ち込みが認められている比較的大きなバッグをX線検査の対象としています。
基本的な考え方はシンプルです。詳細な検査が必要な手荷物の数を抑えたうえで、必要な対象に、より詳しい検査を実施します。
この方法により、施設では次のような効果が期待できます。
- 持ち込みが認められているバッグや、中身が詰まった手荷物の内容をより詳しく確認できる
- バッグから物品を一つずつ取り出して手作業で確認する必要性を減らせる
- リスクが低いと判断される小型バッグの持ち込みには、より迅速な検査方法を適用できる
- 詳細な検査が必要な箇所に、警備スタッフと検査技術を重点的に配置できる
こうした運用は、安全性と検査の処理能力の両方を考慮した保安検査体制につながります。
X線検査を活用できる場所
X線検査装置は、施設の警備計画に応じて、一般入場口や指定の入場口で活用できます。設置場所の例としては、例外として持ち込みが認められるバッグの専用検査レーン、スタッフ・入場資格を持つ関係者の専用入口、VIPエリア、報道関係者用入口などが挙げられます。その他、許可された物品が施設内に持ち込まれる場所での検査にも対応できます。
Autoclearは、検査トンネルのサイズや設置面積が異なる各種X線検査装置を提供しています。施設は、設置スペース、想定されるバッグの大きさ、運用要件に合わせて、適切な装置構成を選択できます。
さらに、検査担当者の判断を支援するAutoclear AI Threat Assistは、X線画像を解析し、銃や刃物など、脅威となる可能性のある物品を画像上で強調表示します。これにより、担当者は、より詳しい確認が必要な箇所を把握しやすくなります。
円滑な入場を維持しながら、手荷物検査を強化
手荷物の持ち込みルールとX線検査は、相互に補完するセキュリティ対策です。両者を組み合わせることで、詳細な検査が必要なバッグの数を抑えながら、持ち込みが認められている物品の検査を強化できます。
短時間に数千人の来場者を迎えるスタジアムやアリーナにとって、安全性と円滑な入場の両立は重要な課題です。
円滑な入場と手荷物検査の強化を両立するために
施設の入場口の構成や必要な検査処理能力、警備運用に適したX線検査システムについて、Autoclearまでご相談ください。

